
九州を代表する久住、耶馬渓、今も活動を続ける活火山・阿蘇山など千メートル級の山々に囲まれた日田盆地、それが『日田天領水』のふるさとです。苗から色白の「日田美人」が多いと言われる日田は、美味しく清らかな水に恵まれ水郷と呼ばれる土地です。
その中でも更に限られた場所から採水する『日田天領水』は、天然のミネラルバランスを保った硬度約32mg/リットルの、飲みやすく美味しい軟水です。その原水の水質は特に滅菌処理をしなくても「水道法第二十条」の基準をクリアするほど良質です。さらに、自然にPH約8・3に保たれた弱アルカリ性です。
『日田天領水』が美味しいだけでなく、このような良質な特徴を持つのは、「太古の苗、日田盆地は湖で、その水が何億年という永い年月をかけて地下にしみ込み、それが地上の外気に触れることなく地下深層でろ過されたから」という説の他に、「周囲の山々から日田盆地へ集まった雨水や岩清水が硬い岩盤質層など複雑な日田の地質を潜りぬけ、山々の恵みであるミネラル成分などを溶かしだしたから」とも言われています。

大分県日田市は北部九州のほぼ中央に位置する小京都といわれる町で、幕末には徳川家直轄の「天領」として、政治、経済、文化の中心的役割を果たしてきました。
その当時から水の清らかさは日田の人々の自慢で、水郷とは呼ばずに水郷と呼んでいます。「日田の水は清らかで濁っていない」ことを愛している故の呼称なのです。
日田市には、周辺の山々から大山川、玖珠川、花月川など大小いくつもの川が流れ込み、市の中心部を東西に流れる三隅川に注ぎ込みます。三隕川はやがて九州最大の川である筑後川となります。
『日田天領水』の本社工場は、三隈川の中州『中ノ島』というところにあります。